【引退選手のお知らせ】
いつも東京羽田ヴィッキーズへ温かいご声援をいただき誠にありがとうございます。
東京羽田ヴィッキーズでは、#14樺島 ほたる、#21尾﨑 早弥子、#18岡 萌乃 選手が、現役引退をする事になりましたのでお知らせいたします。
■名前 :樺島 ほたる
■生年月日 :1999年7月28日
■プレイ歴 : 二島中学→桜花学園高校→筑波大学→東京羽田
▼本人コメント
今シーズンをもって現役を引退することに決めました。
小学校2年生からバスケットボールを始め17年、沢山の人と出会いました。私にバスケットボールを指導して下さった、萩原さんを始め岩下さん、ミニバスの脇田さん、中学の山崎先生、高校の井上先生、大学の吉田先生、柏倉コーチ、本当にありがとうございました。
また、私が怪我をした時にケアやトレーニング、栄養の指導をして下さった方々、所属先であるみはる矯正・歯科医院の皆様。他にもバスケットを通してその時々でお世話になった方はもっともっと沢山います。感謝してもしきれません。本当にありがとうございました。
そして沢山の仲間ができました。この仲間と喜びや悲しみ、苦しみを共に味わっただけでなく、思い返せば、いつか話したたわいもない会話や、あの日一緒に食べたご飯の味、何となく撮った写真や動画など、仲間と過ごした一瞬一瞬が私にとって大事な記憶となっています。
特に今シーズン共に過ごしたメンバーは、約半数人が新人・移籍加入選手で、1年弱しかこのメンバーで活動していないのに、10年前から一緒にいたかのような、そんな仲間でした。自分より相手を尊重し、相手には自分の弱みを見せないように必死に隠し、その弱みに気づいた時にはそっと声をかけてくれる、、。1人1人がとっても魅力的で、みんな大好きです。こんなにも素敵な仲間と最後にバスケットボールができて本当に幸せでした。本当にありがとうございました。
東京羽田ヴィッキーズのファンの皆様、私が初めてWリーグの舞台でプレーした日のことは一生忘れられません。初めてのプレーはアーリーエントリーで場所は大田区総合体育館でした。交代でコートに入って行く時の温かい声援。シュートが決まった時の盛り上がりよう。あの瞬間このチームを選んで本当に良かったと心の底から思いました。きっとこれから新たに入ってくる選手はみんな感じると思います。
それからはホームゲームが大好きです。アップでコートに姿を現した時の拍手と頑張れの声、毎試合タオルを持って応援してくれる姿、試合以外でもSNSでの応援メッセージ、素敵すぎる良い写真、どこのチームよりも思いが込められた応援はしっかり届いていました。「ほたるー!」「タフさーん!」「良かったよー!」「頑張れー!」この一言がとってもとっても嬉しかったです。2年間という短い期間でしたが、ヴィッキーズファミリーの皆様の前でプレーできて最高でした。感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。
そして今後も東京羽田ヴィッキーズの応援をよろしくお願い致します。
最後に私がこの17年、自由にバスケットボールに打ち込めた1番の要因は家族の支えです。両親はバスケットよりバドミントンの方が好きです。ルールも未だによく知りません。兄も姉も私のバスケに全く興味がありません。そんな環境だったからこそ、節目節目での進路の選択も、私の第1候補に一切否定せず背中を押してくれて、たまに応援に来てくれて、素直な感想を言ってくれて、、それが私にとってはすごくありがたかったです。また、興味ないと言いつつ最後の試合は3枚のほたるうちわを作ってライブのように応援してくれた姉の存在もとても大きかったです。ありがとう。
アスリート一家で育ったわけではない環境の中、可能性を終わらせないこと。努力をし続けること。誰にでもチャンスがあること。それを教えてくれた私のバスケット人生でした。見た目は小さいですが心の大きい自慢の親です。
2年という短い期間でしたが東京羽田ヴィッキーズに来れて良かったです!本当にありがとうございました!ほたるでした!
■名前 :岡 萌乃
■生年月日 :1993年7月14日
■プレイ歴 :荏田南フレンズ→横浜山手女中学→大阪薫英女学院高校→大阪人間科学大学→山梨QB→東京羽田
▼本人コメント
今シーズンをもって引退を決意しました。
山梨から羽田に移籍して1年という短い間でしたが、山梨で成し遂げることのできなかったプレーオフ進出、プレミアリーグへの参入を目指し、チャレンジしてきた覚悟の1年でした。
特に、羽田にきて、山梨時代からキャプテン、副キャプテンとしてチームを引っ張ってきたレンともう一度プレーオフを目指して同じチームでプレーできたこと、日本を代表するPGのナコちゃんと同じチームで刺激をもらいながらプレーできたこと、経験値の多いライさんとコミュニケーションを取りながらプレーできたこと、可愛い後輩たちと目標に向かって泣き、笑い、もがき、苦しみ、時には愚痴をこぼしながらも目標に向かって一緒に戦えたこと、ヴィッキーズファン・ブースターの温かさに触れて応援してもらいながらバスケットをできたことは私の財産です。東京羽田ヴィッキーズにきて、本当に良かったと思っています。
結果が伴わず、個人としてもチームとしても悔しい結果に終わりましたが、あの時移籍という決断をし、チャレンジしたから見える景色に出会い、新しい仲間にも出逢えたので、全く後悔はしていません。私の成し遂げられなかったプレーオフの景色を、頼もしい仲間たちが自分の想いも胸に来シーズン戦ってくれると信じています。
最後に、自分のバスケット人生に欠かせない中学の吉野先生、今は亡き高校の長渡先生のおかげでプロバスケットボール選手になることができました。
バスケットを通じて出逢えた方々、どんな時も味方であり、よき相談相手でいてくれた両親、可愛い応援団を引き連れていつも応援来てくれた姉には感謝したいです。
本当にありがとう。
中学の恩師のモットーでもあるEver Onwardのごとく、これからの人生も「限りない前進」をしていきたいと思います!!
応援してくださった皆さま、本当にありがとうございました。
■名前 :尾﨑 早弥子
■生年月日 :1997年3月23日
■プレイ歴 :山田ミニバス→厚別中学→札幌山の手高校→桐蔭横浜大学→東京羽田
▼本人コメント
2023-24シーズンをもっての現役引退を決断いたしました。
振り返ると、蘇ってくるのは幸せな思い出ばかりです。チームメイトと交わすくだらなくてしょうもない会話、ケア室で爆発する愚痴、どこか気恥ずかしくてお互いの目を見ずに語る熱い想い、毎試合欠かさず応援をしては本人以上に一喜一憂する両親、どんなに連絡を取らなくても試合には必ず来てくれる友人たち、応援してくれる皆さんと友人のように過ごすイベントの時間。そして、ホームコートに立って見渡す景色、会場に響くヴィッキーズコール、勝利の喜びを分かち合う瞬間、チームメイトと応援席にいる皆さんの泣き笑う顔。
これから先の人生で何度もこの五年間を振り返っては悦に浸るのだろうなと思います。準備を重ねた者しか立つことが許されない場所であると知りながらも、ユニフォーム姿でコートを駆ける選手たちを眩しく思い、羨む日がいずれ訪れるのだろうと思います。そんな場所に私もいたのだということ、夢だと言われても納得できるくらいに幸せな日々でした。
大きな感動を与え活力をもたらす華やかな「表」の舞台だからこそ、スポットライトの当たらぬ場所から支えてくれている人たちや、地味で地道な練習など「裏」の部分に価値があると私は信じてます。ヴィッキーズは勝負の世界に身を置きながらも様々な立場にいる人が互いを慮ることでアンサングヒーローたちが輝いている特別な場所です。こういうチームこそ勝つべきチーム。甘いとは絶対に言わせたくない。強さと優しさは共存できると証明するのが私の使命だと思っていました。結果も実績も残さぬままチームを去ることには不甲斐なさと申し訳なさを感じています。
必ず敗者を生み、人間にハッキリと優劣をつける世界。私が最も苦手とする世界でよく頑張った。精一杯もがいた。足りないものを数えては自分に嫌気が差し、どうか誰も私を不必要な選手だと言わないでと怯えながら眠る。そんな夜の繰り返しでした。苦しかったことは事実ですが、応援してくれる方々の想いと信頼するチームメイトの存在、そして母と父の愛(親バカなのでわりと重い)が何度も私を救ってくれました。ここに居てもいいんだという自信を与えてくれました。今、私は私を心から誇りに思えています。みんなのおかげです。
過去、ひとりきりで進むことも逃げることも出来ずにいた自分に「大丈夫。ゆっくりその道を行ったらヴィッキーズに辿り着くからね。」と伝えにいきたい。「未来の自分もあまり変わっていないけど、そんな私のファンだと言ってくれる優しくて変わった人たちと、手を差し伸べ寄り添うことをやめないとってもしつこいチームメイトが待っているからね。」と教えにいってあげたいです。
この五年間で私は青色が他のどんな色よりもあたたかい色であることを知りました。
皆さんからいただいた想い、言葉、笑顔。どれも絶対に忘れません。全て私のなかに生き続けます。私が頼まずとも「任せてよ」と胸を叩く頼もしい皆さんの姿が目に浮かびますが、ここはあえて厚かましくもお願いを。私の大好きなチームと大切なチームメイトたちを、これからもあたたかい青色で包み守り続けていただきたいです。それから、私もひとりのファンとしてヴィッキーズを応援したいので仲間に入れてください。元スポーツ選手なので肺活量に自信あります。やれます、やらせてください。コールリーダー。
少々文章が乱れてしまいました。
東京羽田ヴィッキーズはスポンサー企業各位や地域の皆さまをはじめたくさんの方々に支えられて成り立っている「プロ」のバスケットボールチームです。応援と期待に結果で応えるべく、これからもチーム一丸で力を尽くしていくことと思います。進化を続ける東京羽田ヴィッキーズに今後とも変わらぬご支援とご協力をいただけたら幸いです。
最後に。私がここまでバスケットを続けてこれたのはどんなときも絶対的な味方である両親がいたからです。ありがとう。
長くまとまりのない文章となってしまいましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。
これまでのバスケット人生において関わってくださった全ての皆さまに心より感謝申し上げます。本当に、本当にありがとうございました。またどこかで!