【ニュース】#8丹羽裕美選手引退のお知らせ
【ヴィッキーズ チーム情報】
東京羽田ヴィッキーズ #8丹羽裕美選手(2017年入団)が今シーズンを持って引退することとなりましたので、お知らせいたします。
シーズン途中ではありますが、現役最後の姿を応援して頂いているファンの皆様に1人でも多く観て頂きたいと本人の希望を受け、発表することとなりました。
また、シーズン後半セレモニー含め企画も考えております。随時お知らせしていきますので、是非試合会場に足をお運びいただき、ご声援よろしくお願い致します。
ポジション:C
身長:178cm
出身:群馬県
生年月日:1990/5/11
プレイ歴:桜木中 ⇒ 桜花学園高 ⇒ 早稲田大 ⇒ トヨタ自動車 ⇒ 東京羽田(3年目)
◆選手コメント
いつも東京羽田ヴィッキーズを応援してくださり、ありがとうございます。
シーズン途中ではありますが、今シーズンを持っての引退を発表させていただくことになりました。桜花学園から早稲田大学、卒業後4年間トヨタ自動車にお世話になり、引退を考えていた時に、今の所属チームである東京羽田に声をかけていただきました。
そして羽田で3年目を迎える今年、今シーズン限りでの引退を決心しました。
私は移籍初年度、チームに現役生活を長く続けるつもりのないことを伝えてました。本当は、一年で辞めるつもりでした。故障箇所も多くテーピングだらけの身体では、自分のベストパフォーマンスが長く続かない事、自分自身気持ちもいつか追いつかなくなる事を分かっていた為です。
捨て身で挑んだ一年。そのたった一年でこのチームが、この地域が、大好きになってしまいました。
多くのスポンサーさん、地域の方々をはじめ、チームを応援してくれる方は本当に熱い方ばかりで、一緒に喜んだり、悲しんだり、時には厳しくも温かい言葉で励ましてくれ、前を向く、前に進む勇気をくれました。本当にみなさんからかけていただく言葉には、数え切れないほど救われてきました。そして桜花、早稲田、トヨタから応援してくださっている方の多さ、地方から応援に来てくださる方の多さにも、驚かされました。観に来てくださる方々の為にも頑張りたい!と心から思えました。未熟な私では、羽田に来なければここまでのみなさんのサポートの大きさを実感する事はできなかったと思います。
まだやれる感はあります。それでも、今、このタイミングで辞めることが最善だと判断しました。
沢山点を取ったりスコアに残るようなプレーよりは、スクリーンをかけたり、リバウンドでも、自分の相手に取られないようなボックスアウトをしたりと地味なプレーが多かったと思います。それでも見てくれている人が、見てくれていることが嬉しくて頑張ってこれました。
上手くて目立つプレーヤーではなかったけど、やり続ける姿、というのは見せることができたと思います。
ここまでのバスケ人生、あまり喋って発言する事は少なかったですが、羽田に来て経験を若手に教える事、チームが勝つために自分の思いを発言する事、5歳も6歳も年下なやんちゃな子達と一緒になってプレーする事の楽しさを知る事ができました。
羽田へ移籍することは、私にとって人生で最も大きなチャレンジでした。正直、移籍当初は違いに戸惑い後悔したこともありました。だけど、桜花でも早稲田でもトヨタでも経験する事のできなかった大切な事を、羽田では経験する事ができたと思います。私にとってこの経験はとても大切なもので、かけがえのないもので、この場所でこの仲間と出会えてバスケが出来たからこそのものだと思っています。
優しい先輩に恵まれ、懐っこい後輩達に囲まれ、試行錯誤を繰り返しながら少しずつ結果を残し、成長していく過程に自分も仲間として携われることが嬉しかった。だからこそ、より多くの人に、このチーム、地域の素晴らしい魅力を知って欲しかった。知ってもらえること、応援してもらえることが、嬉しくて
“プロチームだから出来ること”
を探しました。
選手のできることは、限られてる。だけど、選手にしか出来ないこともきっとある。そう信じて無我夢中に行動しました。SNSに始まり、いろんなお店にポスターを持ってお邪魔したり、手探りで色んなことにチャレンジしました。
気付けば、もう3年も経っていました。
今年の契約時、もし引退する時が来てしまったらその意向を教えてほしい。とチームから言って頂き、このようにご報告の機会を頂きました。
そんな風に言ってくれる温かいチームの一員である事とても嬉しく、誇りに思います。
素晴らしいチームのフロント、スタッフ、仲間達が大好きです。
今まで応援してくださった皆さん、そして私に関わってくださった皆さん、本当にありがとうございます。
みなさんの一声、一言があったからこそ、ここまでバスケに向き合い、続けてくることができました。
残り少ない選手としての時間を多くの皆様に見てもらえるように私らしく笑顔で突っ走ります。
最後まで私に出来ること、を、精一杯。最高の仲間と共に1秒でも長くバスケが出来るように、努力します。引き続き、応援よろしくお願いします!