【引退選手のお知らせ】

■名前　　 　 ：水野 菜穂
■生年月日　　：1994年10月6日
■プレイ歴　　：向ミニ→東浦和中→明星学園高→東京医療保健大→山梨QB→東京羽田

▼本人コメント
この度、現役を引退することを決断いたしました。
山梨で5年、羽田で3年、本当に充実した日々でした。

山梨では、仕事をして、そこから夜遅くまで練習してという毎日にへとへとになりながらも、職場や地域の温かさに支えられました。初めてのチームが山梨で本当によかったと思っていますし、山梨という土地が大好きになりました。最後のシーズンとなった年にやっと、移籍して初めて山梨で試合ができたこともとても嬉しかったです。

羽田に来てからは、プロという言葉の重みを感じながらも、バスケットに集中できる環境をとてもありがたく感じていました。羽田には3年しかいませんでしたが、もっともっと長くいた気がしています。それだけ、チームの雰囲気も、スタイルも、私に合っていたんだろうなと思います。ヴィッキーズの選手としてコートに立つことができ、沢山の方に応援していただけて、本当に幸せでした。

プロになるなんてほとんど考えていなかった学生時代の私からすると、8年間もWリーグという舞台でプレーすることができたのは、本当に周りに恵まれていた、これに尽きます。私のこれまでのバスケット人生に関わってくださったすべての皆様に感謝いたします。

全く勝てずに苦しんだ日々も、移籍という決断をした日も、積み重ねてきた自信を打ち砕かれた日も、涙が出てくるような嬉しい勝利をつかめた日も、「優勝」という最高の結果を得られた日も…振り返れば本当に色々なことがありました。こんなにも一生懸命なにかに向き合って、色々な感情を味わって、それを共有できる、最高の仲間がいて、応援してくださる皆さんがいて、陰で支えてくださる多くの方がいて。すべてが私にとって、大切な宝物です。

「人を笑顔にする仕事がしたい」これは私が昔、将来の夢として抱いていたことです。具体的な夢を持っていた時期もありますが、その根底にはいつもこれがありました。私のバスケット選手としての姿を見て、1人でも笑顔になれた、元気をもらえた、そう思ってくださる方がいたなら、私は満足です。

ヴィッキーズが来季からプレミアに上がって、これからだ！という時にチームの力になれないことに、申し訳ない気持ちもありますが、共に戦った最高の仲間たちに託しました！きっとみんななら、プレミアでも必ず結果を残してくれると思います。私はこの先もずっとずっとヴィッキーズファミリーの一員でいます。いさせてください。一緒に、さらなる進化を続けるヴィッキーズを応援していきましょう！

最後に、小学生の時からどんな試合でも、どんな場所でも、仕事でない限り、必ず駆けつけて応援してくれた両親。あまり会場には来られないものの、いつも結果や体のことを心配してくれた妹。私の誇れる大好きな家族にこの場をお借りして感謝したいと思います。私が大好きなバスケを、チームを、一緒に大好きになってくれてありがとう。好きなことずっとやらせてくれて、見守ってくれてありがとう