【引退選手のお知らせ】
いつも東京羽田ヴィッキーズへ温かいご声援をいただき誠にありがとうございます。
東京羽田ヴィッキーズでは、#10軸丸 ひかる選手が、現役引退をする事になりましたのでお知らせいたします。
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■名前 :軸丸 ひかる
■生年月日 :1997年11月26日
■プレイ歴 :川之江南ミニ→川之江南中→聖カタリナ学園高→白鴎大→東京羽田
▼本人コメント
2024-2025シーズンをもちまして、東京羽田ヴィッキーズを退団、現役引退を決意しました。
姉の影響で幼少期からバスケットボールに触れ、いつ始めたかも覚えていないほどいつの間にか側にはバスケットボールがありました。体育館の端で寝転びながらボールと遊ぶ。今でも目を閉じてドリブルの音を聞くと、当時5歳だったあの頃の情景が思い浮かびます。「バスケットボール選手になりたい。」そう思うのは必然でした。
夢を追いかける道のりで、バスケットボールの基盤を教えてくれたミニバスの河野監督、私の可能性を誰よりも信じてたくさんのキッカケを作ってくれた中学の慶子コーチ、勝負の世界の厳しさと楽しさを教えてくれた高校の後藤先生、佳代先生、バスケットボールの奥深さを教えてくれた大学の佐藤監督、謙介さん、大変お世話になりました。先生方の元でバスケを教われたことは、私の誇りであり宝物です。愛のあるご指導をありがとうございました。
ファンの皆様へ、
私がいてもいなくても当たり前のように回り続ける世界だと知りながら、もしかしたら私は誰かに必要とされたくてバスケットボールを続けていたのかもしれません。そんな私に、ここにいていいんだよと大きな愛で包んでくれた皆さんの存在は私にとって光でした。こんなにも世界が輝いて見えるなんて知らなかった。皆さんのおかげでさらに幸せなバスケットボール人生を送ることができました。心から大切で大好きです。たくさん愛してくれてありがとう。
あの日の私へ、
四国から本島を繋ぐ瀬戸大橋を、大きな孤独感に襲われながら何度一人で渡ってきただろうね。車窓から眺める瀬戸内海の青色は冷たくて寂しそうで、自分の心をそのまま反映しているようだったよね。けど大丈夫。あなたの歩む道の先で、青はあたたかくて心強い特別な色に変わる。どんな瞬間も私達を信じて声援を送り続けてくれる熱くて熱くて熱いファンの皆さんがいる。これからも仲間に恵まれてその人たちのために頑張れるよ。バスケが楽しくて夢中で常に怪我と隣り合わせだけど、ボールの形に沿って自然に開くようになる手、人より数倍多く作られるアザ、膝と足首の手術痕、それさえも愛おしいと思えるほどバスケットボールも自分も大好きだよ。その特別な青色を守るために尽くす夢の5年間には、これまで積み重ねてきた17年分を捧げる価値がある。幸せが待っている。臆せずに進め。
今の私は、過去のあなたに心から感謝しています。ありがとう。
最後に。私が22年間バスケットボールに夢中になれたのは、どんな決断も受け入れ支えてくれた家族のおかげです。ありがとう。
改めまして、バスケットボールを通して出会えた全ての皆様に、心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました!